宗教2世の自分の過去を振り返る

私は某宗教を信仰する両親のもとに生まれた。

いわゆる宗教2世である。

今は社会人として親元を離れて生活している。

幸いにも私の過去を受け入れてくれた人と結婚することができた。

 

宗教2世と聞くと、メディア等で聞く「壮絶な人生を送ってきた人」をイメージするが、そのことを聞くと私は恵まれていた方だったと思う。
両親が宗教活動にすごい精力的だったわけでもなく、宗教教育にすごく厳しかったわけでもなかった。

そして、私が宗教に対して不信感があることを初めて打ち明けた時も頭ごなしに否定はされなかった。
実家をでた今でも交流があるし、私の考えを尊重し受け入れてくれてる?とは思う。

それでも幼少期からの教育などは、やはりトラウマとして残っており、私の性格の形成にも影響があったと思う。

 

なぜ、私が今までの人生を振り返り、自分のことをきちんと知ろうと思ったのか。

最近、自分の性格と環境がミスマッチし起こった出来事で、周りの人たちに迷惑をかけてしまった。

自分の生い立ちや性格について深堀することが、同じことを繰り返さないための予防対策になると思ったからだ。

 

今まで、自分の人生や自分の性格について深く考えたことはなかった。

なぜなら、もう克服した?とはいえ、必ず宗教のことを思い出すからだ。

思い出したくないことは思い出さない。単純な理由だ。

でも、どこかでは考えなくてはいけないとことだと思っていた。

今までよりも、これからの人生の方が長い。

そして、生き辛さを感じずに生きたい。

強くそう思う。

 

宗教2世として育ってきた自分の人生を振り返り、あの時の経験・あの時の環境が自分にどう影響したかを勝手に分析していきたいと思う。

 

学生の時の自分も同じような境遇の人をネットで探して、気持ちを楽にしていた。

私が自分の人生を振り返る記録を残し、それを見た誰かが少しでも楽な気持ちになってくれたら人がいたら嬉しい。